2014年8月18日月曜日

真実

もしも、相手の考えている事が全て分かってしまったら 
それはとても辛く苦しい事だろう 

そんな力はいらない

もしも、未来が視えてしまったら
そこにどんな楽しみが待っていると言うのか

そんな力はいらない 


相手が何を考えているか分からないから 
もっと知りたいと思うのだ 
相手の事をもっと知りたいと思うから 
もっと寄り添いたいと思うのだ 
相手にもっと寄り添いたいと思うから 
もっと逢いたくなるのだ 
相手にもっと逢いたいと思うから 
もっと声が聞きたくなるのだ 
そしてもっと好きになっていくのだ 

本当の事など分からなくていい 

僕にとっての真実は 
僕がここにいて 
君がそこにいる 
この二つだけで十分だ 

言いかけて止めた言葉 
大切についた小さな嘘 

そんな愛すべき優しさを 
僕は大事にしていきたい 

これまでも 
これからも 
風とともに 
大地と共に 
君とともに 

寄り添いながら 




2014年8月17日日曜日

林檎

リンゴを食べる時に 
細かい段取りを計画する人はいないだろう 

  リンゴの中心線から右に32mmのところに41度の角度でナイフを入れ 
  幅18mmで皮を剥き、きっかり8等分に分け 
  爪楊枝は最高級つまようじ「金のつまようじ Fuji」 
  18金で作られたつまようじの頭部にダイヤモンドを詰めた豪華な逸品 
  富士山の山頂に太陽が重なる「ダイヤモンド富士」をイメージして作られた 
  1本52500円のものを使用 
  上を14mm空けて左手の中指と親指で持ち 
  高さ24.4cmから82度の角度で左方向から 
  8等分されたリンゴの上から右に2個目の中心に21mmの深さに刺し・・・ 

そんな人はまずいない 
と思う 

何となく皮を剥いたり 
剥かなかったり 
楊枝だったり 
素手だったり 
一口で食べたり 
何口かに分けて食べたり 

要するに行き当たりばったりだ 

人生はリンゴを食べる様なものだ 
まず 
一歩踏み出す 
話はそれからだ 

成り行きに身を任せつつ 
刹那的な判断で状況を乗り切る 
そうして 
何十年かあとに振り返った時 
人生と言う名のリンゴが木になっているのだ 



まーあれだ 
なんとかなるんじゃない 
って事だよ 




願い

夏休みをとって 
実家で親孝行をして来た 

小さくなった親の背中を見て 
年が過ぎたのを感じる 
もう20代の頃とは訳が違う 

同じように自分も年をとったのだと思い知らされる 

いつかこの想いごと全てが消えてなくなる日が来るのだろう 
それは10年後かも知れないし 
80年後かも知れない 

その時に 
僕は何を残せるだろうか 
僕の撮った写真は 
僕の存在した証明になるだろうか 

僕の愛したもの達は 
僕を忘れはしないだろうか 

やはり 
本当の終わりは 
忘れ去られた時なんだと思う 


しかし 
まぁ 
本当の意味で終わるのも 
それはそれで 
ありかも知れない 

人は 
笑顔に囲まれて生まれて来て 

一人で 
去っていくものだ 


出来れば 
僕のいなくなった後の世界も 
笑顔に溢れたものであって欲しい 

そう思う 





サヨナラの意味


さようなら 
good bye 
バイバイ 
so long 
farewell 
じゃあ 
では 

別れの言葉は沢山あるが 
やはりどれも好きになれない 

言葉に罪は無いが 
それでも好きになれない 

自信が無いと 
別れの言葉が永遠と重なる 
そのまま消えてなくなりそうで 
今までの関係が断ち切れそうで 
とても怖い 

だから僕には言わないで欲しい 
一日の終わりに軽い気持ちの挨拶で 
別れの言葉を言わないで欲しい 

サヨナラは 
もう会わないと言う意味 
サヨナラは 
もうメールしないと言う意味 
サヨナラは 
もう電話しないと言う意味 
サヨナラは 
今までの関係を断ち切る覚悟 
サヨナラは 
もう後戻りしない決意 
サヨナラは 
すべて捨てて行く勇気 
サヨナラは 
あなたもお幸せにと言う残酷な激励 

僕にサヨナラは言わないで欲しい 
お願いだから黙って消えて 
振り向かなくていいから 
そのまま何も言わずに歩いて行って 

僕には 
一生涯聞きたくない言葉が二つある 
『サヨナラ』 
と 
『ゴメンネ』 
だ 

それでも 
僕にサヨナラを言うのなら 
必ず幸せになって欲しい 
必ず誰よりも幸せになって欲しい 
そして 
二度と涙を流さないで欲しい 
最後の瞬間であっても 
笑っていて欲しい 

サヨナラを言う事は 
幸せになる事の誓い 
悲しみの涙を流さない証明 

そんなサヨナラなら 
いつでも言ってくれていい 





2014年8月12日火曜日

意味

窓から差し込む光は壁に影を落とす。

時にそれは芸術を生み、
時にそれは怪物を生む。

光の幻影は人々の想像力を餌に巨大に育って行く 

写真として絵画として物語として・・・


太陽の輝きはもはやただの光では無く、
限りなく神に近い存在なのかも知れない。

全ての生き物がその恩恵を受けてこの星の上に立っている。

光は誰にも平等に降り注ぎ、
闇もまた平等にやって来る。

人は一人でも生きて行けるが、
日の光なしには生きられない。

我々生き物は地球の上で光合成をする一つの細胞に過ぎないのだ。

ただ
近くにお気に入りの細胞がいれば頑張ってたくさん光合成もするし、
激しく動き回ったりもする、
とても単純な細胞だ。


クリスマスの夜に一人きりで過ごす人もいるだろう。
除夜の鐘を聞かずに一人眠る人もいるだろう。
お正月の朝を誰とも言葉を交わさずに過ごす人もいるだろう。

きっと役割があるのだ。

一つ一つの細胞に役割がある様に。

僕は信じたい、
全ての事象に意味がある事を。





僕には何も無い

大切な友だちが 
インフルエンザにかかってしまった 

僕にはどうすることも出来ない 


大切な友だちが 
仕事で悩んでいる 

僕には何もしてあげることが出来ない 


大切な友だちが 
恋人と別れてしまった 

だからと言って 
僕にはどうすることも出来ない 


大切な友だちが 
人のあいだで傷付いている 

僕には助ける術がない 


大切な友だちが 
入院してしまった 

代われるものなら 
代わってあげたいが 
僕には無理だ 


大切な友だちが 
困っている 

僕には何も出来ない 

僕はとても無力だ 

助けが必要な時に 
僕は隣に寄り添うことが出来ない 

今すぐにでも 
駆け出していって 
頭をなでて上げることも出来ず 

電話で 
話を聞いてあげることも出来ない 

僕は無力だ 

花を贈ることも 

一緒に食事をしながら 
悩みを聴くことも 

一晩中寝ずに看病することも 

涙を拭ってあげることも 

僕には許されていない 

僕はとても無力だ 

ただ 
こうして君のことを想い 

ただ 
こうして君のために祈り 

ただ 
こうして君のために泣き 

ただ 
こうして君のことを待つ 

僕には何も無い 

僕には君の笑顔を守る力が無い 

僕には想いを伝える言葉が無い 

僕には君の傍にいる資格が無い 

僕には何も無い 

僕はとても無力だ 

助けたいのに 
救いたいのに 
代わりたいのに 
隣にいたいのに 

僕にはどうすることも出来ない 

僕はとても無力だ 

それでも 
君は 
僕の友だちでいてくれますか?