2015年2月8日日曜日

夜想

どこかの誰かの研究によると 
ほとんどの人は 
毎日何かしらの出逢いがあるそうだ 
それは運命の相手かもしれないし 
前世の恋人かもしれない 
ただ 
僕たちには知らされていない 
それがチャンスだと 

結局目の前の見えない壁を 
乗り越えたものだけが 
そのチャンスをモノに出来るのだ 

現実世界だとか 
バーチャル世界だとか 
分けて考えているうちは 
まだまだ壁は乗り越えられそうにない 



あの日の満月を 

独りで見た夜桜を 

学校の帰り道に寄った川の流れを 

卒業式に呑み込んだ好きの文字を 

もう一度思い出してみよう 

自分がいったい何を探しに旅に出たのかを 

その道が間違っていなければ 
その想いが本物ならば 
出逢えるかもしれないし 

運が良ければ 
夢も叶うかも知れない 

もう何も無いと思っていた鞄の中から 
希望が出て来るかも知れない 
諦めさえしなければ 






そんな都合のいい思いに 
身を委ねる夜があってもいい 

笑われながらも 
夢を見続ける人生があってもいい 



僕は我が侭で 
諦めの悪い人が好きだ 



そして泣きながらも 
前を見ようとする人が好きだ 




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