2014年11月18日火曜日

エスプレッソ


愛とはエスプレッソの様なものだ 
ブレンドコーヒーを恋だとしたなら 
愛はやはりエスプレッソだろう 

とても苦い 
目が覚めるほどに苦い 
濃ければ濃いほど砂糖が必要だ 
特に甘党の僕には 
甘い甘い砂糖の様な愛の言葉が必要だ 

エスプレッソが時と共に薄まらない様に 
愛をいくら放置しても薄まる事は無い 

エスプレッソがブレンドにならない様に 
ブレンドもまたエスプレッソにはならない 
愛は最初から愛なのだ 

放置したコーヒーがすぐにカビる様に 
放置した愛は薄まらずに別の何かがこびりつくのかも知れない 

それが何かは知らない

知りたくもない



一つだけ 
たった一つだけ 
エスプレッソがカビない方法を知っている 

飲んでしまえばいい 
苦くて目が覚めるほど濃いコーヒーは 
甘い砂糖とともに 
飲み干してしまえばいい 

一生体の中で 
愛として留まればいい 




午後のエスプレッソを飲みながら・・・ 








0 件のコメント:

コメントを投稿