2014年6月20日金曜日

銀色の人生

将棋は人生の縮図
将棋は宇宙の縮図

そんな言葉を耳にした

将棋の駒は確かに多彩で
個性に溢れている

僕は何だろう?
将棋の駒に例えると
僕は何だろう?



迷わずに答えるだろう

僕は銀だ

王でも
飛車でも
角でも
金でもなく

僕は銀だ

銀は横に動けない

隣に大事な人を守って
それでも手が届かない
そんな銀だ

隣に大事な人を携えて
その人の前に出て守る
そんな銀だ

隣に大事な人と寄り添って
彼女の後ろで彼女を守る
そんな銀だ

銀は後ろに下がれない

例え負けると分かっていても
決して後ろに下がらない
そんな銀だ

後ろと横に行けない
僕は銀だ

あと何歩進んだら
僕は金になるだろう

あと何歩進んだら
君に手が届くだろう


君が望むまで

後ろに下がらず
横にも行けない
不器用な銀でいい
不器用な銀がいい

君を守れるなら
僕は銀がいい





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