2020年8月18日火曜日

人物写真を上手に撮るコツ

人物写真を上手に撮るコツは意外と簡単です。

えっ!?
ってくらい簡単です。
今日はそのコツについてお話しします。


結論から言います。
ほとんどの日本人は撮影を意識した瞬間から顔が強張ります。
[声を掛ける前に撮る!]被写体が意識した時にはもう撮り終わっている。
いい写真を撮るコツはたったそれだけです。



結婚式で、「ちょっと写真撮って~」なんて頼まれるのは良くあることです。
旅行先でパパが子供たちの写真を撮る光景も良く目にします。
そんな時あなたならどう撮りますか?
カメラを構えて「はい、チーズ」って言いながら撮りますか?

そう、ここがポイントです!

『はい、チーズ』がシャッターを切る合図だと思っていませんか?
きっと多くの人がYESと答えるでしょう。

実は.. NOなんです。

多くの人が「はい、チーズ」でシャッターを切ると思います。
なんでこんなにも、多くの人が「はい、チーズ」を言うのか気になったので調べてみました。


写真撮影で笑顔を作るための「はい、チーズ(Say Cheese)」が紹介された記録としては、194310月にテキサス州で発行された新聞「ビッグ・スプリング・ヘラルド The Big Spring Daily Herald」が最初のようです。
記事のタイトルは、「Need To Put On A Smile? Here's How: Say 'Cheese'」(笑顔で写したい?ならこれだ。チーズと言おう。)


耳寄りな情報です。
写真に写るとき笑顔を作る方法をご紹介。
これは前大使ジョセフ・デイビス氏によるもので、
どんな気分の時でも楽しそうに見えること請け合いです。
デイビス氏がこの方法を披露したのは、モスクワへの任務中に自撮りをしたときのこと。
簡単です。「チーズ」と言うだけで、勝手に笑顔になるんです。
「ある政治家から教わったんだ」デイビス氏は笑いました。
「凄腕で偉大な政治家だよ。けど、もちろん誰かは言えないけどね。」

どうやらデイビスさんがきっかけのようです。

写真で笑顔を作る掛け声として、なぜチーズが選ばれたのでしょう? 大きな理由の一つとしては、チーズの「チー」を発音するときに口が横に広がり、口角が上がって笑顔のように見える点が挙げられます。 写真撮影を行うカメラマンは、写る人たちに「チーズ」と言わせる際、「チー」の瞬間に合わせてシャッターを切ることで、笑顔に近い状態で人物の顔を写真に収めることができるというわけです。 もちろん、チーズ以外にも同様の効果が得られる単語は無数にあります。母音で「イー」と長く伸ばす発音の単語であれば、「ピース」でも「リース」でも効果は同じです。 チーズが選ばれた理由としては、言葉の親しみやすさ、発音のしやすさ、覚えやすさ、など様々な要因が考えられますが、最終的には発案者の感性に基づく瞬間的なひらめき・思い付きによる所が大きいのかもしれません。
「はい、チーズ!」が日本で広まったのは、1964年の東京オリンピック(東京五輪)が開催される前年のこと。 当時の雪印乳業(現:雪印メグミルク)のテレビCMで、カメラマンが「はい、チーズ!」と女の子を撮影する映像が放送されました。(チーズの宣伝として)
これは英語版の「Say Cheese」をそのまま日本語に取り入れたものと思われますが、日本ではカメラマンのみが言う掛け声として定着してしまったようです。

つまり、カメラマンだけが「はい、チーズ」と言ったところでなんの意味も無いわけです。
写る人たちが「チーズ」と言うことで擬似的な笑顔を作ることが出来るのです。
しかし、それもアメリカの話です。

これは、海外留学をして分かったことですが、西洋の人はとにかく写真を撮る!
誕生日、卒業、入学、クリスマス、新年、夏休み、冬休み、なんでもない日、とにかく写真を撮る。
最低でも年一回はプロカメラマンに家族写真を撮ってもらってます。
それだけ撮られることに慣れているのです。
しかし、日本はそれほど写真に慣れ親しんだ国とは言えません。
カメラを向けられて「これからあなたの写真を撮りますよ」と言われて緊張しない人は少ないでしょう。
ほとんどの人が緊張して強張った表情になるのではないでしょうか?



結論

ほとんどの日本人は撮影を意識した瞬間から顔が強張ります。
声を掛ける前に撮る。(はい、チーズは言わない!)
被写体が意識した時にはもう撮り終わっている。
そうすれば自然な表情の写真が撮れます。
いい写真を撮るコツはたったそれだけです。



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