2014年2月10日月曜日

砂金

何かがいる

穴の中にきっと何かがいる

子供の頃はもっと世界はキラキラしてて、いろんな事を想像してた

木のウロ一つで半日は遊んでいられた

大人になった今はどうだろう?

いつの間にか見えなくなったものがいっぱいある



指の隙間からこぼれ落ちる砂の様に
どんどん無くなっていくものがある

それを一生懸命すくう小さな手

その手に日々救われる

決して全てを拾えるわけではない

ご飯はこぼすのに
それでも一番大切なものは
ちゃんと拾ってくれる

泣きながら
笑いながら
怒りながら
小さな手で
この子はちゃんと
大事なものは
こぼさずに拾ってくれる

人を彩る光の部分と影の部分

きっと

子供には光の部分しかまだ無く
光を無くした分を補う為に
影が出来るのだろう



この子の光をすくって行きたい 





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