2014年9月6日土曜日

契約

悪魔と契約すると 
願い事がなんでもひとつ叶うそうだ 

変わりに 
魂を持っていかれるのか 
寿命の半分を持っていかれるのか 
それは分からないが 

僕のちっぽけな魂ひとつで何かを変えられるのなら 
それもいいかな…と思ってしまう 


僕がほんの少しだけ早くこの世を去るだけで 
君が幸せになれるなら 
それもいいかな…と思ってしまう 


そんな事を言うと 
きっと君は怒るだろう 

その怒った顔を想像するのも嬉しかったりする 

男とはそんなバカな生き物なのだ 

勝手に自分で思い込み 
それが最良だと疑わず 
闇雲に突っ走る 

そんなバカを 
君は見ていてくれる 
傍にいると 
必要だと言ってくれる 

だから 
僕は 
君のために 
悪魔とだって契約出来るのだ 





0 件のコメント:

コメントを投稿