2014年9月28日日曜日

恋の栖

「好き」の量はどうやって計るのだろう 
誰かが教えてくれるのか 
自分で思い込むのか 
アイツとボク 
どっちが彼女を好きだろう 
あの娘とあの娘 
どっちが僕を好きだろう 

目に見えないものは 
どうやって見ればいいんだろう 

それはまるで 
栖(すみか)から角だけ出している龍のようで 
その全体像が見えない 

僕は龍を見たことが無い 
同じく 
僕は恋を見たことが無い 

目に見えないものを感じるように 
目に見えない恋を感じて行く 

その大きさも分からないまま 
その恋を信じて行く 
君の「好き」を信じて行く 

恋の栖から覗く角は透明で 
その全容も見えないけども 

感じる力は本物で 
僕を足元から支えてくれる 

目に見えないのなら 
先ずは形にしてみよう 

「好き」を声に出してみる 
毎日好きと言ってみる 

見えないものを信じるのは難しい 
聞こえない声を感じるのは難しい 

だから 
好きと言う 

ひとつ言葉にすれば 
ひとつ何かが変わる 

誰かを変える前に 
自分が変わる為に 

僕の好きを 
胸を張って言えるように 
君の好きを 
心の底から信じるように 

毎日 
好きと伝えよう 

いつか 
恋の栖から出てきた龍を 
笑顔で迎えられるように 




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